Unbound 1.4.17が5月24日にリリースされました。
主な変更点は次の通りです。
- rrset-roundrobinオプションの追加。レスポンスのRRSetの順番をラウンドロビン(クエリーIDをベースにランダムに返す)する。
- minimal-responsesオプションの追加。レスポンスを最小化(要求がなければauthority/additionalセクションを挿入しない)する。
- forward-firstオプションの追加。フォワードのクエリーに失敗したら、フォワードなしのクエリーを試みる。
- ECDSAがデフォルト有効。古いOpenSSLでは./configureのときに--disable-ecdsaを付ける必要がある。
- unbound-controlでforward_add, forward_remove, stub_add, stub_removeコマンドを追加。
ということで、Unbound 1.4.17ではDNSラウンドロビンに対応しました。unbound.confにおいて"rrset-roundrobin: yes"を設定すると有効になります。
変更点についての詳細は[Unbound-users] Unbound 1.4.17 releaseをご覧ください。
Unboundは公式サイトからダウンロードできます。
なお、Unboundが利用しているDNSライブラリであるldnsも5月21日にバージョン1.6.13がリリーされています。Unboundの最新版をインストールする方はldnsも最新版をインストールしてください。